PSD工法を知る

Do you know the PSD method?

好奇心旺盛な女子大生Mさんがアンドーパイル販売の営業マンKさんに質問!

アンドーパイルの“パイル”って何ですか?

コンクリートパイル(RCパイル)のことです。コンクリートパイルは別名「基礎杭」とも呼ばれ、ありとあらゆる構造物を支えている、建築・土木に必要不可欠な存在です。
アンドーパイル販売では、自社で製造したコンクリートパイルを使って地盤改良工事を行っています。

自社で コンクリートパイル(RCパイル) を製造しているんですね。

はい。自社で製造している コンクリートパイル(RCパイル) は、JIS規格認証を取得している既製杭になります。圧入可能な施工機械にて、プレボーリングを行ってから圧力で地中に杭を押し込みます。
それがPSD工法・PSD-S工法Ⅱ(※以下PSD工法で明記)になります。

PSD工法は他の地盤改良の工法とどう違うのですか?

現在多く採用されている地盤改良工法は、土壌にドリルで穴をあけ、そこに現場の土とセメントを混ぜて柱状体をつくります。 この方法ですと土質によって柱状体の強度が決まるため、相性の悪い土質の場合は土台が弱くなることがあります。 弱い土台が招いた被害として記憶に新しいのが、東日本大震災の際に発生した液状化現象などがあります。

なるほど、海が近くて埋め立て地の浦安で被害が大きかったのは
そういう理由なんですね。

はい。一方PSD工法の場合は既製杭を固い支持層まで杭を打ち込むことで、
土質に影響されず丈夫な土台をつくることが可能です。

強固な支持地盤まで確実に圧入するため、その反動として12t以上もある機械が
浮いてしまうことがあります。それほど頑丈な土台を作り出すことができるのです。

えっ!12tの機械が浮くってすごい力ですね!
ちなみに東日本大震災でも平気だったんですか‥?

こちらは東北で地盤沈下が起きた家の写真です。
家の周りの地盤が沈下してしまいましたが
固い支持地盤まで杭を打っていたため、家は傾くことなく開口部の開閉もスムーズに行うことができました。

あのレベルで家が傾かなかったのは、地盤補強の重要さを実感しますね。

これまで一般の方々にこうした コンクリートパイル(RCパイル) の構造などを知っていただく機会はほとんどありませんでしたが、大規模被害などを機に、地盤基礎補強の重要性が一気に注目されることとなりました。頑丈な コンクリートパイル(RCパイル) 大手住宅会社にも認められ、多数採用されています。

なるほど。でもそんなに良いものならお高いのでは?

費用は柱状改良工法と比べると、高いと言われることがあるのは事実です。
一方で、PSD工法は既製杭で施工するため養生期間を必要とせず、残土が発生しません。
打設翌日から根切りができるため施工コスト削減につながり、結果的に費用が抑えられます。
また、鋼管杭と比較検討される場合がありますが、現在鉄の価格が高騰し続けているため
「安心安全でコストパフォーマンスが良い地盤改良工法を採用したい」と考えられる方に選ばれています。

未来への安心安全もコスパも欲張りたい!
何を重要視するかで選ぶ工法が変わるんですね。

その通りです。私たちは、ただ単に コンクリートパイル(RCパイル) を売っている
のではありません。
「100年先までの安心を守る」
アンドーパイルはそんな使命感を持った技術者の集まりなのです。